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カメラおたくの夫nikkorと、デジカメ撮影が趣味の妻sanikoのカメラ日記。
オリンパスOM10:nikkor
2009年02月18日 (水) | 編集 |
 Kムラのジャンクワゴンで発見しました。
 まずは観察です。ミラーが途中で止まっており、シャッターはもちろん切れません。歯車が変に噛んでいるのでしょうか。ボディーにはほとんどキズもなく、いたってきれいです。裏蓋を開けてみましたが、フイルムを通したあとが見られません。遮光用のモルトはだめになりつつあります。おそらく、ほとんど使用せず、ケースに入れた状態になっていたのでしょう。オリンパス OM10は、同じシルバーのボディーを既に1台持っていましたが、今回は、ちょっとした思惑があり、連れて帰ることにしました。
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 「オリンパスOMシリーズ、モルトがだめ、OM10……」この辺で、ピンと来た人は、よくご存じの方です。そう、モルトによって腐食した家にあるオリンパスOM1のプリズムを正常なOM10のプリズムと交換してみようと考えたのでした。 
 
 オリンパスOM1は、歴史に残る素晴らしいカメラです。しかし、問題も抱えており、その第一は、なんといってもプリズム銀蒸着面の腐食です。OM1のプリズムは、モルトを利用してボディーに固定されていますが、このモルトが曲者で、経年変化によって溶け、プリズムの銀蒸着面を腐食してしまいます。OM1の多くがこの症状を発していると思います。実際の撮影には影響がないわけですが、倍率が高く見えの良いファインダーを覗いたときに、ファインダー像の下1/4がモヤモヤしているのは、決して気持ちが良いものではありません。我が家のOM1も同じ状態です。
 さて、この問題の解決には、プリズムの銀を再蒸着して復活させる必要がありますが、手っ取り早い方法として、互換性があるOM10のプリズムと交換する方法が知られています。OM10のプリズムは、モルトではなく樹脂製の薄板でボディーに固定してありますので、腐食が起こりません。その健全なプリズムをそっくり移植してしまうというものです。

 3コインとはいえ、せっかく連れ帰ったカメラです。詳しく様子をみてみましょう。基本的に電気カメラですから、電源ボックスを開けることから開始です。電池蓋を外してみると、ああ、やはり電池が入っていませんでした。OM1は、現在は販売されていない水銀電池を使用するので、アダプターの入手(正式なものは意外に高額です)が少々面倒ですが、OM10は、どこにでも売っているLR44ですので簡単です。電池ボックスをクリーナーで拭き、LR44を2個入れ、蓋を閉めようとして回したら、突然シャッターが切れました。もしやと思い、レンズを着けて絞りを変えながらシャッターを切りましたが、絞りに連動してシャッター速度が変わります。何度も繰り返してみましたが、どうも機械的には問題がないようです。モルトは多少へたっているものの、そこそこきれいなOM10が手に入ってしまいました。
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 それにしても、困ったことになってしまいました。
 機械的に駄目になったOM10を分解して、健全なプリズムをOM1に使ってみようという計画でした。なにせ貧乏性なものですから、問題のないカメラを壊してしまうという行為は、どうも釈然としません。せめて、外見がボロボロであれば良かったのですが、あまり使用感のない固体でしたので何とも……。
 色々と考えてみましたが、まあ、そのうちに目的に合致した大変状態の悪いOM10(笑)が見つかることを信じて、今回の計画は保留ということにしました。
 ついては、今後、カメラ屋のパトロールを強化しなければならないことは、言うまでもありません。願ってもないことです。(笑)

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